今回はGoogle広告スクリプトを用いてスプレッドシートに日次レポートを出力する方法を紹介します。
目次
サンプルコード
function main () {
// スプレッドシートを指定
var spreadsheet = SpreadsheetApp.openByUrl('https://docs.google.com/spreadsheets/d/スプレッドシートのURL/');
// シート名を指定
var sheet = spreadsheet.getSheetByName('シート名');
// レポート設定
var report = AdsApp.report(
"SELECT segments.date, campaign.name, metrics.impressions, metrics.clicks, metrics.cost_micros, metrics.conversions FROM campaign WHERE segments.date DURING THIS_MONTH"
);
// レポートの結果をスプレッドシートに書き込む
report.exportToSheet(sheet);
}
サンプルコードの説明
スプレッドシートを指定する
// スプレッドシートを指定 var spreadsheet = SpreadsheetApp.openByUrl('https://docs.google.com/spreadsheets/d/スプレッドシートのURL/');
// シート名を指定
var sheet = spreadsheet.getSheetByName('シート名');
スプレッドシートを指定する方法は他にもあります。
スプレッドシートのIDを指定する
var spreadsheet = SpreadsheetApp.openById('xxxxxxxxx');
アクティブなシートを指定する
var spreadsheet = SpreadsheetApp.getActivesheet();
取得したいレポート項目を指定する
var report = AdsApp.report(
"SELECT segments.date, campaign.name, metrics.impressions, metrics.clicks, metrics.cost_micros, metrics.conversions FROM campaign WHERE segments.date DURING THIS_MONTH"
);
基本的な指標である日付・キャンペーン名・インプレッション数・クリック数・コスト・コンバージョン数を指定しています。
metrics.cost_microsについては『micros』が付いているため10-6で出力されます。106で除する必要があるので注意してください。
配信費用の5円の場合、metrics.cost_microsでは”5000000″として出力されます。
他にも取得したい指標がある場合は、追加することができます。
今回はGoogle Ads Query Builder「campaign」を参考にselect文を作成しました。
レポートをスプレッドシートに出力する
// レポートの結果をスプレッドシートに書き込む
report.exportToSheet(sheet);
指定したシートにレポートを出力することができます。
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